今回はFXトレードのまとめとして、投資とギャンブルの本質的な違いについてお話ししたいともいます。
レバレッジが効いて派手に見えるFXは、巷にあるギャンブルと同じ目で見られがちです。しかし、そこには明らかな違いがあります。
なぜギャンブルでは資産を増やすことができなくて、FXではそれが可能なのでしょうか。
その根本的な違いを考えると、現在のFXのシステムがいかに投資家に有利にできているかがよく見えてきます。

 

公営ギャンブルの控除率は25%、FXは0.003%

まず根本的な違いはその取引コストです。つまり胴元に支払わなければならない手数料ですが、競輪や競馬などの公営ギャンブルは25%と巨大です。
一方、FXの場合スプレッドはドル円で1銭~0.3銭、つまり0.01%~0.003%と比べようもないくらい小さな額です。25%の控除率というのは100万円の投資をする場合、毎回、25万円の手数料を支払っているのと同じです。これでは4回もトレードをすれば0になってしまいますね。まずはこのような差があるので、本当に資産を増やそうと思えば、ギャンブルには手を出さない方が身のためです。

 

投資家に有利な税制 損益通算と必要経費

さらに税制が根本的に違っています。ギャンブルは雑所得扱いですが、FXは投資益の2割と低額な上に、3年間の損益通算が認められています。さらにはトレードにかかったインターネット代、勉強した本代、有料配信の会費なども経費として落とせます。まさにあらゆる形で投資家は保護されているのです。

 

知識が力になり役立つ

FXで勉強した政治経済の知識はそのまま一般社会で役に立ちます。実はこれが一番重要な要素かもしれませんが、目先は勝ち負けがあっても、最終的には投資で培った知識や経験は生きます。そのために投資を勉強するというマインドを持つことも大事です。

 

FXの方が本格的な賭けができる

FXの方が競輪や競馬などよりも、世界情勢をテーマにした本格的な勝負ができます。例えば、次にくる情勢を予想するようなトレードが可能です。現在のテ-マなら、

★北朝鮮の緊張緩和への動きが本物なら円安、再び緊張が高まるなら円高
★モリカケ問題で安倍内閣が早期退陣なら円高、再選しそうなら円安
★トランプ落選なら円安、再選なら円高

などです。他にも過去のイギリスのEU離脱や現在の米中貿易問題、東京オリンピックなど、投資に活かせるようなテーマはたくさんあります。自分でFXトレードに活かせるテーマを見つけて予想してみることで、いろんな知識が身に付くでしょう。投資コストはほとんどないのに等しいので、後は実戦で的中させる技術を磨くだけです。