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今回はFX（外国為替証拠金取引）の最大の特徴とも言いえるレバレッジについてお話します。
レバレッジは手持ちの資金に対して何倍もの投資ができるようにするシステムで、より大きな取引を可能にします。
もしレバレッジがなければFX取引は単なる両替と変わらなくなってしまうでしょう。
レバレッジの知識と正しい使い方を説明します。

 

FX（外国為替証拠金取引）の特色　レバレッジ

FXの最大の特徴はなんといっても大きなレバレッジ（倍率）をかけて取引できることです。
現在（2018年6月時点）は証拠金の25倍の取引が可能です。
銀行での両替はあくまで同等の額のドル・円としか交換できませんが、レバレッジをかけることで手持ちの資金よりはるかに大きな額の取引ができます。

たとえば、わかりやすいように1ドル＝100円だとしましょう。もし、レバレッジがかけられないのならば、100万円分の取引をするには100万円全額を用意しなければなりません。しかし、10倍のレバレッジがかけられるのなら10万円を用意するだけで100万円分の取引ができます。

10万円を用意してレバレッジを10倍かけた状態で取引するとしましょう。
例えば円安の方向に建てたとします（ドル買い円売り）。
もし1ドル100円が1ドル110円になった場合、100万円が110万円になったのと同じなので、10万円の利益が手に入ります。
レバレッジ（倍率）をかけてない普通の両替取引だと、10万円しか建てていないので、1万円の利益しか手にすることができません。

もちろん、逆の場合もありえるわけで、相場が予想の逆に動けばそれだけ大きく損をしてしまうことになります。
レバレッジはこのように利益を保証してくれるものではないですが、少額の資金で大きくかけられて、投資のスケールを大きくしてくれる便利なものです。

基本的にFX取引は為替の変動を読むことで利益を追求するものなので、元本は少なく利益は大きいほうが都合がいいわけです。
しかし、レバレッジが大きすぎるとすぐに証拠金が消えてなくなったりするようなことが起こります。

1ドル100円で100万円の証拠金を用意するならば、1ドル10円になっても全額なくなってしまうということは起こりません。
しかし10万円の証拠金で100万円分建てれば、10円動いた時点で証拠金が消えるか、二倍になります。

次のコラムではもう少し詳しくレバレッジについて解説したいと思います。